No.4


ムラサキサギゴケ
ゴマノハグサ科の多年草です。走出枝を伸ばして広がり、葉は根際に群がってつきます。春、葉の間から長さ10〜15pの花茎を出し、数個の花をつけます。花は紅紫色で長さ1〜1.5p、唇形で下唇は広く、上唇は短く先が二裂してとがります。花柱の先はへら形で上下二枚に分かれ、虫などが触れると急速に閉じます。畦道などのやや湿った所に生え、日本全土および中国に分布します。
レンゲソウ
マメ科の二年草です。排水した水田に緑肥用に栽培されますが、野生化もしています。秋に発芽し、茎は地面をはい、分枝し、春に高さ10〜30pに伸び立って、花をつけます。葉は羽状複葉で9〜11枚の小葉からなり、小葉は楕円形、長さ0.8〜1.5p。花は長さ10〜20pの花柄の先に多数固まってつきます。
オニタビラコ
キク科の一、二年草です。全体に紫褐色を帯び、切ると白色の乳液が出ます。茎は直立し、高さ20pから1mになる。径7〜8mmの黄色の頭花を多数つけ、5月から10月ごろまで咲き続けます。頭花をつくる小花は舌状花のみです。
ハハコグサ
キク科の二年草です。白色の綿毛が多いので、全草が緑白色にみえます。茎は叢生し、高さ10〜40pです。茎葉は互生し、へら形または倒披針形で長さ2〜6pです。4〜6月、茎頂にやや密な散房花序をつけます。頭花は中心に両性花、周囲に雌性花があり、いずれも結実します。
キツネノボタン
キンポウゲ科の多年草です。茎は直立し高さ30〜50p、上部でよく分枝します。花は黄色、直径約1pで、4〜7月、まばらな総状花序につきます。扁平な痩果が多数集まって、金平糖状の集合果となります。日本全土の水湿地に普通にみられ、変異の多い植物です。
カラスノエンドウ
マメ科の多年草です。細い根茎があり、基部から走出枝を伸ばします。茎はつる性で、長さ1m。葉は8〜14枚の無柄の小葉をつけ、先端は2、3分する巻きひげとなって他物に絡みつきます。花は淡紫色で長さ1.5〜1.7p、5〜7月、葉腋の短柄に1〜4個ずつつまきす。豆果は6〜8個の種子を含み、線形で黒く熟し、裂開して種子を飛ばします。
ノウルシ
トウダイグサ科の多年草です。根茎は太く、横にはいます。茎は太く、直立して高さ40〜60p、上部に長い白毛をまばらにつけます。葉は互生し、広倒披針形または長楕円形で長さ5〜8p、先は丸く、全縁で質は柔らかいものです。4月ころ杯状花序をつけます。総包葉は広卵形で黄色を帯びます。

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