見沼の冬
No.3


ホトケノザ
シソ科の多年草です。秋と冬の12月にもでてきました。気温の一番低い2月、気温も5〜6度の日でしたが、いくつかが花を付けていました。野の草の生命の強さを感じました。見沼では夏以外の季節は花をつけていると言うことです。
オオイヌノフグリ
ゴマノハグサ科の越年草です。茎は基部で分枝して地をはいます。葉は卵円形で初め対生、のちに互生してその腋に花をつけます。花冠は4深裂して皿状に開き淡紅色で径約4ミリです。春に咲く花ですが、2月上旬に咲いていました。
ナズナ
アブラナ科の越年草です。冬の12月にもでてきましたが、2月にも花をつけていました。ふつう茎は高さ10〜40pですが、5pぐらいでした。茎葉は披針形で鋸歯があり無柄です。3〜5月、総状花序をつくり、白色の小花を多数開きます。花弁は倒卵形でつめがあります。
タンポポ
キク科の多年草です。葉は根生してロゼット状をなし、さまざまな形に羽裂します。切ると乳液が出ます。4〜5月、中空の花茎の先に径3.5〜5pと大きな黄色の頭花を1個つけけますが、真冬の2月でも花をつけているものが1つだけありました。タンポポ属の多くの種は倍数体で無融合生殖を行います。
ナナホシテントウムシ
昆虫綱甲虫目テントウムシ科に属する昆虫です。12月にもでてきましたが、成虫で越冬する姿を撮ることができました。年に数回世代を繰り返し、成虫で越冬します。
川口自然公園内の湿原
オギやガマが、すっすり枯れていました。公園内の池にも誰もいませんでした。真冬の公園内は人影もまばらです。しかし土の下では春の準備をしています。
スズメノエンドウ
マメ科の越年草です。茎は長さ30〜60p、葉は12〜14枚の小葉からなる偶数羽状複葉、葉軸の先端は分枝する巻きひげとなります。小葉は狭卵形で長さ1〜1.8pです。春に花をつけるときを今はじっと待っています。
ハコベ
ナデシコ科の越年草です。春の七草の一つです。茎は柔らかく地表をはい、先は斜め上に伸びます。葉は卵形で長さ1〜2p、先はとがります。春から夏、茎頂に小花をまばらに開きます。2月の厳冬期につぼみを付けていました。もうすぐ咲くのでしょう

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