見沼の秋
No.5


イヌタデ
タデ科の一年草です。茎は直立または斜上し、高さ20〜50p、円柱形で普通は紅紫色を帯びます。葉は互生ししています。花期は6〜10月で、枝の先に長さ2〜5pの穂状花穂をつくり、紅紫色の小花をつけます。花被は5枚で倒卵形、長さ約1.5mmです。雄しべは普通8本、花柱は3本、痩果は暗褐色の三稜形で長さ約1.5mm、光沢があり、宿存する花被に包まれます。
ガマ
ガマ科の多年草です。大形の湿生植物で、池や川の縁など淡水域の泥地に群生します。根茎は太く、泥中を横走し、草丈は1〜2m、茎頂に1個の花穂ができます。葉は線形、茎より長く伸び、幅約2p位です。花穂は円柱形です。雄花には普通3本の雄しべと数本の剛毛状の花被片、雌花には1本の雌しべと20本ほどの剛毛状の花被片があります。
カモメ
鳥綱チドリ目カモメ科カモメ亜科に属する鳥の総称です。カモメ科は、体がいくらか大きく、嘴が太く、足が長くて、翼が広めで長いカモメ亜科と、嘴も体も翼も細く、軽いアジサシ亜科とに2分されます。カモメ亜科の仲間はおもに沿岸域に生息します。内陸では小哺乳類や昆虫類などを捕食します。群れて生活し、沿岸の島や海岸砂丘、丘陵で集団営巣しますが、崖(がけ)の棚や、内陸湿地の草の上、樹上に営巣することもあります。
アカタテハ
昆虫綱鱗翅目タテハチョウ科に属するチョウです。日本全土に広く分布し、各地に普通にみられます。しかし、その飛び方が速く確認しにくい蝶です。開張は60mm内外です。雌雄による色彩や斑紋の差異はありません。寒冷地では年1回の発生ですが、西南日本の暖地では多化性で年3、4回発生し、冬季を除いてほぼ年中その姿をみることができます。
ヒメアカタテハ
No.5を参照してください。

アカタテハとは近縁です。

オニタビラコ
キク科の一、二年草です。全体に紫褐色を帯び、切ると白色の乳液が出ます。茎は直立し、高さ20pから1mになる。径7〜8mmの黄色の頭花を多数つけ、5月から10月ごろまで咲き続ける。頭花をつくる小花は舌状花のみで、痩果は風散布されます。道端や庭などに生えます。
ウシハコベ
ナデシコ科の越年草です。茎は株立ちとなり高さ約50pです。上部の葉は無柄で亀の甲形をなしています。春から夏にかけ小さな花を茎の先の花序につけます。花弁は5枚で白色、深く二裂します。日本全土の畑や道端の雑草で、やや湿った場所を好み、広く分布する。

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