見沼の秋
No.6


コバノカモメヅル
ガガイモ科の多年生つる草です。葉は対生し、広披針形で先はとがり、基部はほぼ円形です。7〜9月、葉腋に短い花柄を伸ばし、散形状に星形をした暗紫色の花を開きます。花は径1、2pと大きく、淡黄白色のものを変種シロバナカモメヅルといいます。
ナナホシテントウ と そのサナギ
昆虫綱甲虫目テントウムシ科に属する昆虫です。日本全土に普通にみられる代表的なテントウムシの一種でです。体長約8mm、半球形で黒く、上ばねは橙色で7個の黒紋があります。成虫・幼虫とも諸種のアブラムシを食べる益虫です。
アカトンボ
昆虫綱トンボ目トンボ科のアカネ属の種類の総称です。日本には20種を産し、日本のトンボ類のうちもっとも大きな属を代表です。一般に羽化直後の成虫は体の地色は全体が淡褐色で、成熟にしたがい赤くなるものが多くあります。東京付近では6月下旬ごろに一斉に池沼や水田から羽化し、ときに群飛していずれかへ飛び去ります。その行動は詳しくは追跡されていませんが、平地から山地に移り、7、8月の盛夏には山地の高所で多くの個体が避暑したような状態で認められます。ここで秋がくるまで摂食生活を過ごし、気温の低下とともに雄は赤色化し、霜に追われるように、雄雌ともにしだいに低地に下ります。
アキノキリンソウ
キク科の多年草です。茎は直立して高さ80p前後、上部は分枝して花序となります。8〜10月、分枝した枝に多数の頭花をつけ開きます。頭花は数個の舌状花と筒状花からなります。和名は、花の美しさをベンケイソウ科のキリンソウに例えたもので、秋に咲くところからいいます。別名アワダチソウは花の集まったようすを、酒をつくるときに出る泡に例えたものです。
オオバコ
オオバコ科の多年草です。葉は卵形で先は鈍くとがり、基部は円形で急に狭くなって柄に移行します。花茎は高さ10〜50p。長い花穂に白色または淡紫色の小さな花が下方から上方へと順次開きます。果実は中央で横に裂けます。種子は黒褐色で1果内に4〜8個です。人によって踏み固められた所に生えるので路上植物といわれます。 
スズメウリ
ウリ科の1年生つる草です。茎は巻きひげで他物に絡みます。葉は柄があり巻きひげと対生し、長さ3〜6pです。8〜9月、葉腋に単性花をつけます。花冠は白色で径6〜7mmです。果は球状で径1〜2pで灰白色に熟し、種子は黒褐色です。

オオイヌノフグリ
マノハグサ科の越年草です。茎は基部で分枝して地をはいます。葉は卵円形で初め対生、のちに互生してその腋に花をつけます。花冠は4深裂して皿状に開き淡紅色で径約4mmくらいです。本州以南に分布し、土手や道端に生えます。
チカラシバ
イネ科の多年草です。根茎は発達して強く、高さ30〜80pです。葉は線形で、幅7〜8mmです。8〜11月に暗紫色で円柱状の円錐花序をつける。小穂は長さ約mm、小花が2個あります。道端、草原に普通に生えています

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