見沼の秋
No.4


カモ
鳥綱カモ目カモ科カモ亜科に属する鳥の総称です。この亜科の仲間は、カモ科のうち全長約35〜60pと中・小形の水禽類で、大形のガン類が一般に雌雄同色で光沢ある羽色を欠くのに対し、普通、雄は雌より大形で、羽色が特殊化し、美飾羽をもつものもあり(少数は雌雄とも美飾的)、声も種ごとに特徴的です。雌は類似した「雌型」のじみな羽色で、声も一般に「ガ」あるいは「ゲ」音系です。
ヒメアカタテハ
昆虫綱鱗翅目タテハチョウ科に属するチョウ。各地に見られる普通種ですが、一般に個体数は多くありません。国外における分布はほぼ全世界にわたり汎世界種として知られています。年数回の発生します幼虫の食草はゴボウ、ヨモギ、ハハコグサなどのキク科植物およびカラムシ、エゾイラクサなどのイラクサ科。ゼニアオイ(アオイ科)、ダイズ(マメ科)に幼虫が発生した記録もあり、チョウのなかでは珍しく雑食性の傾向を示すものです。 
キチョウ
昆虫綱鱗翅目シロチョウ科に属するチョウです。関東地方以南の暖地にきわめて普通、それより北上するにつれて少なく、東北地方北部では年によって迷チョウが発見される程度となります。はねは黄色、表面の黒い縁どりは夏型ではよく発達して明瞭ですが、秋型では発達が弱く、ときにほとんど消失します。成虫態で越冬し、多化性であるので早春より晩秋まで連続的にその姿がみられます。
キタテハ
昆虫綱鱗翅目タテハチョウ科に属するチョウです。日本では北海道から九州にかけて分布します。はねの開張60mm内外です。はねの表面は橙色で黒斑があるが、裏面は枯れ葉模様で表面とまったく異なります。成虫態で越冬し、暖地で年4、5回程度の発生、寒冷地では年2回程度の発生と思われる。幼虫の食草はカナムグラ、アサ、カラハナソウなどのアサ科植物。幼虫は葉を綴ってその中に潜んでいます。 
モンシロチョウ
昆虫綱鱗翅目シロチョウ科に属するチョウです。北海道より南西諸島にわたり全国的に分布する普通種で、アゲハとともに一般にもっともよく知られたチョウです。はねの開張45〜65mm程度です。はねの地色は白色、数個の黒紋があります。寒冷地で年に2、3回、九州あたりの暖地では6、7回の発生を繰り返します。
シラサギ
鳥綱コウノトリ目サギ科に属する鳥のうち全身白色のものの総称です。日本には18種のサギ類が分布しています。シラサギ類は多数の鳥が群れ集まって一大混合集団となり営巣します。またシラサギ類の集団営巣には普通多数のゴイサギと少数のアマサギが加わります。こうしたサギ類の集団営巣地はサギ山とよばれます。

シラサギが餌を探しているところ

シラサギが飛んでいるところ


next menu back