見沼の夏
No.2


ツユクサ
ツユクサ科の1年草です。茎の下は地面をはい、先は立ち上がり、高さ20〜50pになります。葉は、長さ5〜8センチで幅1〜2.5pです。花期は7〜9月。包葉は真ん中の脈から二つに折れた半円形で長さ2〜3pあります。花は一つずつ包葉の外に出て開き、1日でしぼみます。
ヒルガオ
ヒルガオ科の多年生つる草です。6〜8月、葉から長い花柄を出し、先にろうと形の淡紅色花を1個開まます。普通は実はできず、地下茎でふえていきます。丘陵から山地の道端、垣根、耕作地、荒れ地に生えていきす。名前は、昼に咲くことからきています。
ミズキボウシ
ユリ科の耐寒性多年草です。日本に多く野生しています。昔から各地の庭に植えられ、いけ花にも使われてきました。一芽からは春に数芽を出します。大部分の種類は、長い葉柄の上に先のとがった葉をつけます。
ヒメジョオン
キク科の1年草または越年草です。茎は高さ0.5〜1.5m、長い柄がある卵形の根からでた葉がありますが、花期にはなくなります。6〜10月、白い花を多くの花をつけます。
サオトメカズラ
アカネ科のつる植物です。地面をはって長く伸びる茎には花はつきません。花のつく茎は、他の物に巻き付いて高く上ります。7〜9月、枝の先や葉に集散花序をつくり、多くの花を開きます。果実は球形、先に小さくとがったがくへんが残ります。もむと悪臭があるので屁糞葛の名があります。花がが灸をすえた跡に似るので灸(やいと)花の名があります。
サギゴケ
ゴマノハグサ科の多年草です。走出枝を伸ばして広がり、葉は根際に群がってつきます。葉の間から長さ10〜15pの花茎を出し、数個の花をつけます。花は紅紫色か白色で長さ1〜1.5pです。畦道などのやや湿った所に生え、日本全土および中国に分布します。
キクイモ
キク科の多年草です。北アメリカ原産で、日本には江戸時代末に渡来しました。茎は高さ2.5〜3m、太さ3p。葉は楕円形で先はとがり、長さ20〜30pあります。秋、茎の上がよく枝分かれして多くの頭状花をつけます。花は径4〜8p中央に黄褐色の花が集まり黄色の細長い花がそれを囲みます。荒れ地などに野生化しています。
カラスウリ
ウリ科の多年草です。葉は長さ、幅とも6〜10pくらいです。花期は8、9月。花冠は夕方から開き五つに分かれ、裂片の先はレースの糸状に細く裂けて房状に垂れます。実は楕円形で長さ5〜7pで赤く熟します。山野に多く、北海道南部以南の日本全土に分布します。昼間の写真なので花がしぼんだ後です。

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