見沼の夏
No.1


クズ
マメ科の植物。茎はつる状で、褐色の粗い毛があり、長さ10mにもなります。根は長く多量のデンプンを含んでいます。葉は3つに分かれ大きくなります。長さ・幅ともに10〜20pくらいあります。8、9月、に長さ約2pの紅紫色の蝶形花をつけます。根のデンプンは葛粉になります。秋の七草の一つです。
ムラサキツメクサ
マメ科の多年草です。3枚の小さな葉をつけます。春から夏に、葉の付け根から10〜30pの花柄を伸ばし、先に薄い紅色の蝶の形の花を多く、球状に集まってつけます。江戸時代に、オランダから長崎に輸入されたガラス製品の梱包材として使われ、その中の種が発芽して広がりました。そのため詰草の名が付きました。 
アレチマツヨイグサ
アカバナ科です。根は白色です。茎は高さ1.5m、白毛におおわれ、赤色の粒状突起があります。花期は7〜9月。花びらは四枚、うすい黄色、卵の形をしいて長さ4、5pです。
川原や道端に多くみられます。夕方開花し翌朝しぼむので近い種類のマツヨイグサ、ツキミソウとともに「宵待草(よいまちぐさ)」とよばれていきす。
ヤブガラシ
ブドウ科のつる性多年草です。長い根茎を伸ばして広がります。茎はよく伸びて枝分かれします。巻きひげは葉に対生し、普通は二つに分かれます。7〜8月、集散花序を葉に対生して出し、薄い緑色の花を開きます。果実は球形で黒く熟し、種子は卵形です。名は、よくはびこって藪をおおい、枯らしてしまうことからつきました。
セイヨウタンポポ
キク科の多年草です。都市の空き地に広くはえています。そのため都市化の指標とされます。日本の在来種のタンポポに似ていますが、がくが反り返ることから簡単に区別できます。花は春を中心に1年中咲き続けます。
スイレン
スイレン科スイレン属の水生植物です。葉は光沢があり、長い葉柄があり、水面に浮かびます。花期は4月中旬〜9月上旬で花は八重咲きの花びらの中心にたくさんのおしべがあります。現在の園芸種は交雑により作られました。
ヨウシュヤマゴボウ
ヤマゴボウ科の多年草。帰化植物で、いたる所に野生化しています。茎は高さ約2mに達し、紅紫色で上方で細く枝分かれして広がります。葉は短い柄があり、楕円形で長さ10〜30pあります。6〜10月、うすい紅色を帯びた白色の小さな花をまばらに開きます。実はつぶれた球形の果実で紅紫色になります。
カタバミ
カタバミ科の多年草。全体に薄く毛が生えています。根は地上にでている部分が多く長さ10〜30pになります。葉は茎の上は互生して、長い柄の先にクローバーに似た3枚の小さい葉をつけます。花期は6〜9月。花は黄色、径約8〜10oです。種子は卵形で横じわがあります。
見沼には緑のトラスト運動による保全地があります。Clik here→保全地

Next menu