No.1


コハコベ
2月の自然にも出てきましたが、今は花をたくさんつけています。ナデシコ科の越年草です。コハコベは、茎は赤褐色を帯び、葉はやや小さく、種子の突起は顕著ではありません。茎は柔らかく地表をはい、先は斜め上に伸びます。春から夏、茎頂に小花をまばらに開きます。
スズメノエンドウ
マメ科の越年草です。茎は長さ30〜60p。葉は12〜14枚の小葉からなります。4〜6月、葉腋から出た長さ2〜5pの総状花序に、多くは三〜五花をつけます。花は蝶形、淡紫色で小さく、長さ3〜4mmです。
菜の花
アブラナ類の花を一般にいいます。これとは別にチリメンハクサイの切り花も、春先にナノハナとして出回ります。アブラナ類の種子はナタネ(菜種)で、これが植物体をさす場合もあります。
ナズナ
アブラナ科の越年草です。茎は高さ10〜40p、下方で分枝します。根際の葉はロゼット状で羽状に深く裂け、有柄です。3〜5月、総状花序をつくり、白色の小花を多数開きます。花弁は倒卵形でつめがあります。果実は扁平な倒三角形で長さ6〜7mm、無毛です。果実の形が三味線の撥に似ており、果実を茎から少しはがしてくるくる回すと、「ペンペン」と音がするので、これを三味線をひく音に例えてペンペングサともいいます。
ツクシ
トクサ科のシダ植物であるスギナの胞子を生じるための特別な茎(胞子茎)をいいます。早春にスギナの栄養茎(これもスギナというときがある)よりも早く地上に現れます。枝はまったくなく、節の周囲に輪生する葉は、栄養茎のそれより大形で、互いに合着し、いわゆるつくしの「はかま」となっています。
ショカツグサ
アブラナ科の植物です。中国原産の2年草です。花は2〜3pの十時型で沢山つけます。花弁だけでなく、がくも明るい紫色で、よく目立ちます。
オオイヌノフグリ
2月にも、花が群生している様子を紹介しましたが、今も沢山の花を付けています。ゴマノハグサ科の越年草です。葉は卵円形で初め対生し、のちに互生してその腋(わき)に花をつけます。花冠は4深裂して皿状に開き淡紅色で径約4mmです。
ホトケノザ
秋、冬と登場したこの花ですが、やはり春の今が一番花を多くつけています。シソ科の越年草です。葉が数段になるのでサンガイグサ(三階草)の名もあります。春、葉腋に筒状唇形で長さ1.7〜2pの紅紫色花をつけますが、多くは閉鎖花となって、つぼみの状態のままで開かないで結実します。

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