見沼の冬
NO.1


ハルジオン
キク科の越年草です。根出葉は長いへら形または長楕円形です。茎は高さ30〜50pです。径2p内外の頭花を開きます。舌状花は多数で、細長く、桃色を帯びるものがあります。

ハキダメギク
秋にも出てきましたが、キク科の一年草です。北アメリカ原産の帰化植物で、雑草として全世界に広がっています。名は日本でみつかったとき、掃きだめに生えていたことからつきました。秋よりかなり小さな花です。

スイバ
タデ科の多年草です。スカンポともいわれます。根茎は太く、短く茎は直立し、高さ50〜80p、円柱形で紅紫色を帯びます。湿った草地に多く生え、北海道から九州、および北半球の温帯に広く分布します。茎や葉にシュウ酸を含み、酸味があります。酸性土壌の指標植物として知られます。
ホトケノザ
秋の自然にも出てきましたが、シソ科の越年草です。茎は下部で分枝して立ち上がり、高さ10〜30pです。葉は対生し、茎の下部のものは葉柄がありますが、上部ではなく、半円形で縁に浅い鋸歯状の切れ込みがあります。春に咲く花ですが、日だまりでは冬にも咲きます。花は秋より赤みが強いようです。
オニノゲシ
キク科の一、二年草です。ヨーロッパ原産の帰化植物で、都市の荒れ地や路傍に多く見られます。高さ50pから1mになります。在来種のノゲシに似ていますが、葉の鋸歯の先が刺となり、触ると痛いこと、葉面に光沢があること、葉の基部が円いことなどで区別できます。
ヒメシバ
イネ科の多年草です。葉腋(ようえき)から短い花茎を出します。花穂は直立し、長さ3〜5p。小穂は左右不同の卵形で長さ約3mm、幅は長さの約2分の1、左右扁平で小花が1個あります。日当りのよい草地に生えます。

ナズナ
アブラナ科の越年草です。茎は高さ10〜40p、下方で分枝します。根際の葉はロゼット状で羽状に深く裂け、柄があります。3〜5月、総状花序をつくり、白色の小花を多数開きますが12月上旬に花をつけていました。果実は扁平な倒三角形で長さ6〜7mmです。田畑、道端などに普通にみられる雑草であり、春の七草の一つに数えられ、若葉は七草粥(がゆ)などの食用とします。
ヨモギ
キク科ヨモギ属の総称です。約250種ほどあり、世界に広く分布し、砂漠にも生育します。多くは多年生の草本ですが、小低木もあります。葉や果実などが食用や薬用にされるものあります。春、荒れ地の枯草の中にいち早く緑色の姿をみせるのがヨモギ.やニシヨモギです。茎はよく分枝し直立して数十pになります。葉は互生し、細かく切れ込み、裏面に灰白色の軟毛を密生します。

next menu