所在地 さいたま市大間木
水神社は見沼通船堀が開通した翌年の1732年(享保17年)6月の創建と伝えられています。祭神は罔象姫命(もうしょうのひめのみこと)です。本殿は大正12年9月1日の大震災により全壊し、同13年に再建されたものです。
享保16年、井沢弥惣兵衛為永(いざわやそべえためなが)によって開削された見沼通船堀が開通し、江戸と見沼代用水路縁辺の村々との物資輸送が可能になりました。船は代用水路縁辺の河岸で荷物(江戸時代においては年貢米が主でした)を積んで江戸へ行き、帰りは肥料、塩、酒などの商品を積んできました。荷物を積みおろしする河岸場は、芝川と東西縁用水路沿いに59ヶ所ありました。八丁の河岸もその一つであり、この付近には河川輸送にたずさわる人たちが住んでいました。
河川輸送と水難防止祈願
水神社はそのような仕事につく人たちが水難防止を祈願して祀ったものです。
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