大門本陣表門、大門脇本陣表門

大門宿本陣表門

大門宿脇本陣表門

埼玉県指定史跡
                                            大門宿本陣表門           昭和41年3月8日指定  
 
                                                                                      所在地 さいたま市大字大門字東裏2864番地の1
大門宿は、日光御成道の宿駅で、ここ会田家が本陣、問屋を勤めていました。
日光御成道は、徳川将軍が日光山に参詣するときに通行したのでその名があり、大門宿は1697年(元禄10年)に正式に発足しました。この表門は、かや葺きの長屋門ですが、番所がついているのが特徴です。
昭和44年に解体修理したところ、元禄7年建立、文政7年(1824年)修理の名文が発見されました。
将軍は、岩槻城に宿泊したので、大門宿では休憩する程度でした。1776年(安政5年)の徳川家治の日光社参では、ここ本陣に松平定静(松山城主)がはす向かいの脇本陣に酒井忠以(姫路城主)がそれぞれ宿泊しました。なお、会田家は紀伊徳川家鷹場の鳥見役や大門町の名主を勤めていた。
大門宿本陣を正確に伝える史跡として、また古いかや葺き長屋門の一例として、この表門は貴重な遺構といえます。

埼玉県掲示板より


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