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2013年2月の記事
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2013年 2月 23日 (土)

Nexus 7 WiFi 3G

by suga

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Nexus7 WiFiのみのモデル
2月9日から発売とニュースに出てから楽しみにしていました。iPadminiもいいかなと思いましたがNexus7がSIMフリーなので仮想通信体事業者のSIMがさせるので月額3000円前後で運用できるのでとても格安です。

私の今、持っているMEDIASはOCNのSIMを挿しているので月額2760円で使っています。IP電話はフュージョンを利用し基本料金なしの従量制にしています。スマホから電話することはまずないのでこれで十分です。

今考えているのは、Nexus7にぷららの1.5Mbitで使用制限なしのプラン(約3000円)を考えています。でもまだNexus7 3Gは発売されておらず、グーグルの(あるいはASUSの)適当な対応に半ばあきれています。


2013年 2月 7日 (木)

理科ばなれ4

by suga

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科学的な思考と数学的思考

この2つはよく似てます。どちらも理論的に物事を考えていくのです。現代の物理学では数学の方が先行しています。

もともと物理現象の表現法あるいは解析法として発展してきたのですが、この考えを拡張していくと多次元の世界や今まで確認されていない現象の記述もできるようになります。これがすぐに物理現象と結びつくかは分りません。

いい例が宇宙船の超光速航行法として有名なワープ航法です。これは空間をねじ曲げて物理的に遠くにhなれている地点を近くに持ってきてそこまで航行すれば、長い距離を短時間で孝行できるというものです。

アインシュタインの一般相対性理論を使い、特殊相対性理論を無視することもなく実現可能です。ところがこれには空間をねじ曲げるという大変なエネルギーが必要です。区間を曲げる物に大質量の天体(重力レンズによって確認されている)やブラックホールがありますが、これらとて遠くの空間を近くに持ってくるまで曲がりません。

これを可能にするエネルギーは現在の宇宙全体のエネルギーを使っても不可能な試算以前学会で提出されワープ航法は今の宇宙空間では不可能なことが証明されました。

でもSF中では健在です。また亜空間で移行して光速を超えるというものがありますが飛び込んだ亜空間の物理法則がどうなっているか分りません。それに現在の空間から亜空間に移るためのエネルギーは膨大なものになるでしょう。

いずれにせよ、アインシュタインの特殊相対性理論を破らない限りこの空間では光速を超えることができません。以前、名工大とCERNのチームが光速を超えるニュートリノを観測したという論文が発表され物理界は色めき立ちました。

それはアインシュタインの特殊相対性理論の基本原理である光速不変の原理が打ち破られるからです。となると今まで100年以上も指示され、アインシュタインがいなくても導かれたであろう特殊相対性理論が破れるとなると、それにかわる物理理論を構築しなければならないのですが特殊相対性理論も正しさはもう議論の余地がないくらい検証されています。(アインシュタイン以外にもホワイトヘッドの相対性理論などもあったがホワイトヘッドの理論は成り立たないことが証明された)

とにかく基本原理がやぶられたのですから根本原理の見直しから考えねばなりません。今までアインシュタインの特殊相対性理論は単純な式で収まっていましたが、光速不変事態を考え直すので相当複雑になるに違いありません。

このとき私は驚いたのは光速を超えると過去へ逆行できるという考えです。たしかにある意味において逆行は可能でしょう。人間は事象を光の速度で見ていますから、光を超えた速さで観測すると通常より早く観測できます。つまり未来に観測されるべき事象がもっと早く(過去へ遡ったがごとく)観測される=過去へ行けるというわけです。

しかし、ここで間違えて欲しくないのはもう起こってしまった現象を逆行させることはできないと言うことです。光より速い速度で観測できたとしても起こったことを戻すことはできません。

もうすぐ超新星爆発が起きるオリオン座のベテルギウスを例に取ると地球から680光年離れています。ということは今、ベテルギウスが超新星爆発をおこしても、光を使った装置ではまだ見ることができません。ところが超光速でものがみられ、たとえば580光年くらいなら瞬時に見られるのであれがベテルギウスで起きていること、通常690年後に観察されることが今見られます。こういう意味で過去が見られると言うことです。

だから残念ながらタイムマシンはできません。でもニュースなどではタイムマシンが作れて過去へいけるのではといっていました。一体どういう理屈なんでしょう。


2013年 2月 4日 (月)

理科ばなれ3

by suga

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何の回路かな?
就職と理科系の学校

今、大学では理科系が人気になっているらしいです。なんでも就職率が高いということです。ちまたでは優秀な技術者不足になっています。あくまで理系卒ではなく使える人材が欲しいのです。

しかるに現状はというと、新卒者の知識不足が甚だしいのが現状です。今まであまり学習してきてないですからね。今、学校では教える内容が増え、月2回、土曜授業を行うように文部科学省では考えているそうです。

でも時間数が増えても教える側の基礎力不足ではどうしょうもないのですがね。頭が固くここでどう教えるべきか考えず、権威に盲従する(しかない)人たちが何を教えるというのでしょうか。笑止な。

理科は柔軟な思考が必要です。予想するとは実現不可能なことを可能にするためにはどんなアイディアが必要か考えることです。それができない人が何を教えるというのでしょう。

”何をかも言わず”です。


2013年 2月 3日 (日)

理科ばなれ2

by suga

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タテハ類の足
例外の話

昨日に続いて理科ばなれの話です。3年生では昆虫について教えるそうです。息子がこれを習ってきた時に「昆虫は頭、胸、腹の3つの部分に分かれ胸から左右に3本ずつ6本の足があります」と言っていました。

それを聞いて?と思いました。それは「胸から2対の羽がある」が抜けているのです。なぜなんでしょう。これは昆虫の定義ではなく昆虫類の特徴であるので羽はなくともいいと言えばその通りなのですが実際はほとんどの昆虫が羽を持っています。

それに原始的な1群には昆虫類から外されたものもあります。動物の分類の話をする時は昆虫類の特徴は〜。と教えるべきでしょう。なぜなら他の虫と不連続な動物群ではなく、連続しているのが普通だからです。(特に原始的な形をもったものではそう言えます)

身近な昆虫でも「ヒョウモン」などのタテハ類(キタテハならこのあたりでも見られる)は観察した限り、足は4本にしか見えないでしょう。実は前の2本は退化して分らなくなっているのです。よく見ると(虫眼鏡等で)前2本の退化した足も見えますが。でもこのような例外があることを教えていません。

ですから子どもたちはタテハ類の蝶は昆虫ではありませんと結論しても間違いとは言えません。(観察不足といわれても仕方ないですが)相手が3年生だからといって例外あるいは例外に見える物があることを教えないのは無責任です。やはり理科は分らないとなってしまうでしょう。


2013年 2月 2日 (土)

理科ばなれ

by suga

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見える磁力線
私はこのサイトにあるように工学士であり、理科、特に物理学を中心に学んで来ましたし、今も学んでいます。だから理科は好きだし、面白いと思います。

ところがずいぶん前から、「理科嫌い」という言葉を聞きます。私は単純に数学嫌いと同じだと思っていました。何と言っても数学を発展させてきたのは物理学ですから。

それに理科の中に少しでも数式を入れると毛嫌いする人が多く、場を示すために偏微分方程式など持ち出したら、もう理解は不可能です。それは今まで学習してこなかっただろうし、今から学習しても無理でしょう。

ところが過日、小学校の理科の授業を見て驚きました。「磁石につけた釘は磁石になるだろうか」という命題に予想を持ち込むのです。これは必要のないことなのは明らかなのですが、理科では予想することが大切ですというのです。

しかし、これまで磁石の学習をしてきて、その学習成果を持って釘が磁石になったか否かの判定に「予想」とは一体なんでしょう。そのことを聞いてみると「ほかの力を考えることが理科には大切です」との答え。では今までの学習は無意味と言っているのと同じだと全く気づいていません。

なぜなら、「くぎは磁力以外になにかの力が働いている」とここで考えさせたらその力が何かをはっきりと予想しなければ、科学的ではないからです。磁力に似たような力を予言し、その力がなぜ今働いているのか明示するのが正しいからです。ただ、「磁石になってない。分からないが何かの力は働いている」を認めるのだったら磁石の学習なんかする必要がありません。

そうでなく、今、分かっている力である磁力をくぎも持ったと考え、調べ、結果が違った時、はじめて別の力の存在を考えるのが科学的な考え方です。

こんな事をしていたら科学的な考え方ができる子どもが育つわけがありません。小学校の教師は理科については無知だといえるでしょうし、子どもが方向性を見失って理科嫌いになるのも当然でしょう。